人の命に関わる構造

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建築構造の第一人者にお会いすることが出来ました。

(一社)工務店フォーラムで進めている、住宅技術者向けの勉強動画の講師になっていただくお願いに行きました。

上の写真は事務所にあったCLT(直交積層材)ですが、材間に1ミリ程度の隙間があります。
これではポスト&ビームの構造は難しいです。

でも、これから木造の中大規模の建築が期待されていて、CLTがありきになっているのですが、この構造家は警鐘を鳴らしています。
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接合金物もご自身で設計して作り、認定まで取得して設計の自由度を最大限にします。

凄い専門家がいるものです。
しかし、よくお話を聞くと難しいことをやっているわけではなく、木造住宅も大規模建築も基本は同じということがわかってきました。

こういう方に講師になっていただき、工務店や設計事務所のスタッフたちが勉強してもらえるように出来れば最高です。

最近は、省エネばかりに住宅業界や行政は目が行ってしまっていたのですが、構造は人の命に関わる技術ですから、片手落ちにならないように工務店や設計者は意識し直す機会だと思います。

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フーミン&マスミン,ジョイントリサイタル

私を取材していただいた→a House of Colla;J Vol.2
by kazuo-nakazato | 2016-05-12 16:33 | 工務店フォーラム
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