外壁サイディング

外壁サイディング_b0035524_18521514.jpg住宅の外壁にサイディングが使われることが多くなり、大手住宅メーカーや建売パワービルダーを中心によく使われています。

私はなるべく住宅では使わないようにしています。
理由は
1.継ぎ目の目地にアクリル系のシールが充填されますが、そのシールは紫外線に弱く早く劣化するため、3~5年くらいで防水性が劣ってきます。
そうすると、継ぎ目から雨水が浸水して弱いサイディングの裏面が濡れたり乾いたりで、反ってきます。
そうしてますます浸水していき、建物にダメージを与えます。

サイディングの家の床下にもぐりますと、けっこう浸水しているのが見られます。

2.タイル調、石目調などと言ってどこでも同じような個性のない仕上がりになります。

などが使わない主な理由です。

大手メーカーさんがオリジナルセラミックコートなどと言っているのも、サイディングメーカーがパターンを変えて出しているだけです。

では何故大手メーカーさんはサイディングを主流にしてきたのでしょうか?

セメントモルタルなどはクラック(ヒビ)が入りやすく、クレームになりやすい。
張っておしまいなので、工期が短くなる。   などが主な理由でしょう。

サイディングの良し悪しは別にして、作り手の都合で家が造られていくのは良いことではありません。
「いいとこばかり」を謳っている商品に対してもデメリットが必ずあります。
施主がウラオモテ全部を知ってコストも含めて比較して検討する経過を省いている、注文住宅ではなく、商品となっている家が多いのではないでしょうか。

今回はめずらしく「住まい」に関係の記事でした。よろしい!と感じていただけた方はお願いします。→blogランキング (←ぽちっとな)by kyoco-chan

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by kazuo-nakazato | 2005-05-15 19:15 | 怖~いお話
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