すばらしい(面白い)女将(おかみ)

すばらしい(面白い)女将(おかみ)_b0035524_1091733.jpg日本セルロースファーバー断熱施工協会の総会での講演を頼まれました。

私の家づくりの基本は

①長寿命の家を造る
②居心地の良い家を造る(デザイン的にも)
③省エネの家を造る
④人と環境に優しい家を造る

ですが、断熱工法としてはセルロースファーバーが一番その基本に適していると思っています。


すばらしい(面白い)女将(おかみ)_b0035524_10203061.jpgもう一人の講演者は「お宿 吉水」という旅館を経営されている女将、中川誼美さんです。

何と、55歳の時に京都丸山公園内で「お宿吉水」をはじめられたそうです。

平成15年には銀座3丁目にも出店し、京都と同様にたちまち評判になりました。
内装には天然の素材を使っているので、建築関係の人たちもよく見にくるそうです。

宿泊と朝食だけの片泊まりの宿で、部屋にはテレビは置いてないそうです(もちろんポリシーを持ってのことです)。

食材は、農薬や化学肥料を一切使わない野菜を中心に、天然の魚介類・地鶏など。
また、化学調味料や添加物、防腐剤の入っている調味料は一切使用せず、伝統的な方法で作られた味噌・醤油・酢・みりんだけを使って料理するそうです。

実際に使われている野菜を持ってこられ、その自然のままのおいしさ、ありがたさ、大事さを熱く話されていました。

その女将が宿の窓を木の建具でやりたいと思っていたそうですが、防火制限でアルミサッシでないとダメと言われ、「アルミサッシ屋と行政はつるんでいるのではないか」と・・・。
「アルミの方がすぐにグニャっとなり、木より火に弱いはず、そんなのは素人にもわかる」・・・と。

実はこの講演前にサッシメーカーのYKKさんの商品説明があったのですが・・・「1兆5千億円も売っちゃって!」・・・と。全員爆笑。

開場は有楽町の東京国際フォーラムでしたが、「こんな環境の悪い部屋で会議したって、いい考えなんか出るはずありません!」・・・。

「経済が優先され、効率ばかりで・・・、夏暑くて・冬寒くてもいいではないですか。そういう考えはこういう場所では出てきませんよ。」・・・断熱屋たち再爆笑。。。

「おばあちゃんが作ったおいしい梅干や漬物が出てきて、出張のたびに気軽に立ち寄れる宿、宿泊者同士が食事をしながら情報交換したり交流できる、昔のような宿屋を作りたい。」・・・といういのが女将の夢だそうです。

皆様の応援で1位になれました。ありがとうございます。
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by kazuo-nakazato | 2006-06-21 11:04 | ひとり言
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