30年くらい快適に過ごせるように・・・

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築33年経った、全国的にもよくある普通の2階建ての家です。

この年代の家の多くは基礎が無筋であったり、耐震強度不足だったりして、
建て替えかリフォームか悩む住まい手さんが多い典型的な中古の家です。

実は、この家は住まいと環境社の野池さんの家(@大阪)です。
建て売りの中古を買われて、10数年住んでいたそうです。

つい最近まで改修工事をしていて、いろいろな試みをされた実験リフォーム例として、仲間に披露してくれました。

改修目的は「夫婦が30年くらい快適に暮らせること」です。

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まずはこれ。 耐震補強フレームを使っての強度補強。 軸組みの模型の中に3か所見えます。

構造設計家の下山さんが考案された耐震フレームを、要所に設置して倒壊しない粘り強い構造にします。

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実際のフレームです。
木材と金物で大工さんが組み立てられます。

既存の梁の下に設置し、栓金物で繋ぎます。足元はオモリ役のコンクリート基礎を打ちますが、
柱を拡げたり、梁を上げることなく設置出来るので、工事が比較的楽に出来ます。

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野池さんの仕事部屋の壁を、壊さないで内側にフェノバボード(断熱材)を張っただけの
簡単な施工で、寒かった和室の部屋の温度を上げることが出来ています。

一番上の写真で、この部屋の窓の外に夏の日射遮蔽用のルーバーが見えます。

ボードの紙を白く塗っていて、安く仕上げられる例です。

ちょっと隙間が空いているのは、ご自身でやったため・・・大工さんの名誉のために・・・笑。

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勉強熱心な人たちが全国から参加。(・・・人のこと言えませんが・・・)

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古いままの玄関戸ですが、内側に掛っていた息子さんへの「家を出る時の注意」が、
野池家らしさをかもし出していました。。。


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快挙! 3年連続採択!!
by kazuo-nakazato | 2011-01-19 13:04 | 環境
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