怖~いお話-⑤

怖~いお話-⑤_b0035524_21193468.jpg「怖~いお話」も⑤になり、そろそろ同業者たちからもブーイングが来そうですので最後にしようと思います。

いままでの「怖~いお話」はこちらでご覧ください。
怖~いお話①
怖~いお話②
怖~いお話③
怖~いお話④
←この写真は、2×4工法の家の土台です。
怖~い写真ということがおわかりいただけると思います(上記①~④をご覧ください)。

怖~いお話-⑤_b0035524_21275430.jpg怖~いお話-⑤_b0035524_2128656.jpg










上の左の写真も怖~いものなのです。
土台(横の木)と柱の両方にLVL(Laminated Veneer Lumber 薄い板を何枚も重ね合わせて接着したもので単板積層材とも呼ばれます。)を使っています。
何が怖~いお話か、もうおわかりになりますでしょう。この家は何年持つのでしょうか?

右の写真は先日上棟した家で、土台を60年生桧の芯持ち材が使われていまして、柱はやはり60年生の杉が使われています。

これらの家が隣同士でしたら、同じ条件地でかなりの耐久差が出るでしょう。

怖~いお話-⑤_b0035524_21394795.jpg怖~いお話-⑤_b0035524_21395461.jpg













このパンフレット(左写真)は林野庁木材課が編集したもので、平成15年に発行されています。

その中にホワイトウッドの木が杉と一緒に白蟻の巣に置かれて1ヵ月後の写真が載っています(右写真)。
やはり、杉はほとんど変化が見られなかったのに、ホワイトウッドは白蟻に激しく喰われて試験片が小さくなっています。

集成材が悪いというより、ホワイトウッド材を使うことが大きな問題なのです。
ホワイトウッドでなくても集成材に使われている木に同様の問題があるのもあります。

要は、住まい手の方々がこういう情報を知られた上で他の良さ(価格など)を認めて集成材を使うのであれば問題はないと思います。

供給者側の都合だけでお仕着せてしまうのは避けなければならないと思います。

おかげさまで3位まで来ました。
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by kazuo-nakazato | 2006-04-03 21:54 | 怖~いお話
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