プロレタリア文学小説「蟹工船」が売れている

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若者を中心に小説「蟹工船」が売れているそうです。

「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」・・・で始まる、戦前に書かれたプロレタリア文学の代表作です。

特定の主人公はおらず、酷使されている労働者たちが描かれています。

高価な蟹の缶詰を生産する船で激しい労働を強いられ、人間扱いされない状況下で過労などで倒れて行きます。
やがて労働者たちは団結しストライキを起こすが、帝国海軍に乗り込まれ指導者たちは検挙されてしまいます。
国民を守ってくれると思っていた軍が資本家についたことで、労働者たちは再度闘争に立ち上がった・・・・・。

若者に受ける理由は何でしょう?

「労働者たちが共通の敵に立ち向かえてうらやましい」という若者へのインタビュー記事が出ていますが、
それだったらイランやミャンマーに行ったら?・・・と思ってしまいました。
かつての日本もそうでしたが、鬼畜米英に多くのイラン国民が立ち向かおうとしています。
仮想敵を作り、それに若者の目を向けさせて行くのが独裁国家の常道です。

「あきらめないで、やりぬく」ことに共感を覚えるならいいのですが・・・。

この作家、小林多喜二さんは昭和8年、築地警察署で拷問され絶命されたそうです。


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by kazuo-nakazato | 2008-05-13 11:08 | 本・映画
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