紀州の木、山長-3(品質管理)

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山長さんでは、製材した角材を一本一本チェックして、不良材を撥ねます。

熟練した人が二人で木をチェックして分別していきます。

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虫食い部がある材、皮を巻き込んだ材、アテがある材などを撥ねます。

撥ねられた木です。これらはB級品として他の用途やそれでも可とする部材に使われます。
創建舎には来ない材です。

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製材された材は乾燥機で乾燥され、今度は一本一本グレーディングマシンによって強度(曲げヤング係数)と含水率を測定されます。

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全ての材が測定され、その結果が材に印字されます。
(写真をクリックすると大きくなります)

E-110とあるのが、ヤング係数110(JAS企画表示で101~120までの材)を表わします。
E-70を切るものは撥ねられ、構造材としては出荷しないようにされます。

SD-20とあるのは、平均含水率20%以下であることを表わします。
20%を超えた材は撥ねられ、再度乾燥されます。

山からの無垢の木は品質がバラバラで、扱いにくい材だったですが、このように品質管理をすることで安心して使えるようになります。
残念ながら、こういう山林家はなかなかないのです。

山長さんの山で育つ木は育林もしっかり行なわれているため、もともといい材が多いのですが。

江戸時代から続いている紀州林業の歴史の賜物でもあります。

ここの材なら本当に安心して使えます。

・・・・・次は山長の社長の家をご紹介します・・・お楽しみに・・・・・

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by kazuo-nakazato | 2008-09-20 09:02 | SAREX
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